Kayako (伽椰子) - 執念のストーカー

『呪怨』シリーズの象徴にして、日本映画界屈指のクリーチャー。
それが 佐伯伽椰子 だ。
理知的で静かな恐怖を与える貞子に対し、伽椰子は 物理的かつ生理的 な恐怖を与える。
悲劇の主婦
生前の彼女は、内向的で思い込みの激しいストーカー気質の女性だった。
大学時代の同級生に一方的な恋心を抱き、その想いを日記に綴っていたが、それを夫に見られたことで悲劇が起こる。
嫉妬に狂った夫によってカッターナイフで全身を切り刻まれ、惨殺されたのだ。
その際、息子の俊雄も殺され、愛猫も殺された。
この凄惨な死に様が、彼女を現世に強く縛り付けることになった。
クリーチャーとしての特徴
彼女の姿は、幽霊というよりもモンスターに近い。 *動き : 関節があり得ない方向に曲がり、蜘蛛のように床や壁を這いずり回る。これは死体遺棄される際に、ゴミ袋に入れやすくするために夫に関節を折られたためとされる。 *声 : 「あ゛あ゛あ゛あ゛…」という喉の奥から絞り出すような音(デスラトル)。喉を掻き切られて死んだ苦しみを表現している。 *神出鬼没 : 呪いの家の中では全知全能であり、布団の中、天井裏、シャワー室など、あらゆる場所から現れる。
終わらない呪い
彼女の呪いに「解決」はない。
お祓いも無意味であり、家に入った者は例外なく殺される(あるいは行方不明になる)。
彼女はただ、自分のテリトリー(家)に入ってきた者を排除し、自分と同じ「あちら側の住人」に引きずり込むことだけを目的としている。
その純粋な悪意と暴力性こそが、伽椰子をホラークイーンたらしめている所以である。 *Sadako (貞子) : 対照的な存在。 *Ju-On (呪怨) : 彼女が支配する物語。