ユゴス (Yuggoth):太陽系の最北端に浮遊する、異星種族ミ=ゴの「黒い本拠地」
クトゥルフ神話において、 ユゴス(Yuggoth) は、地球から最も近い「理解不能な異界」の入り口である。 一般的には太陽系外縁の惑星、冥王星(ま

クトゥルフ神話において、「場所」は神や怪物と同じくらい、あるいはそれ以上に雄弁であり、邪悪である。
H.P.ラヴクラフトとその継承者たちは、現実の地図の隙間に、人知を超えた力が物理的に染み出したスポットを執拗に描き続けた。それらは時に腐敗した港町であり、時に物理法則を拒絶する海底都市である。本書では、探索者たちが正気を失い、あるいは真理に触れた象徴的な舞台を分類・紹介する。
マサチューセッツ州の架空の地域。歴史の澱み、あるいは不吉な血脈が色深く残る。
人間の理解、あるいは生存が許されない「向こう側」の世界。
これらの場所が共通して持つのは、 「境界の揺らぎ」 である。
クトゥルフ神話の舞台は、単に怖いだけでなく、私たちの住む平穏な日常のすぐ隣に「深淵への入り口」が開いていることを突きつけてくる。場所を巡る旅は、すなわち自己の存在の危うさを確認する儀式でもあるのだ。